6月16日に静岡県感染症対策担当部長より「新型コロナウイルス抗原定性検査キットの配付及び検査実施について」という通知があり、その後、小鹿なでしこ苑で働く職員全員が3回検査できる数の検査キットが送られてきました。強制ではないのですが、施設の従業者に対して週1回検査を実施し、翌週県に報告することで次の検査キットが送られてくるというものです。検査は、必ずしも医療従事者が行うものではありませんが、小鹿なでしこ苑では「少しでも検査の正確性をあげるためにも私たちがやります!」…ということで全て看護師が検査を行っています。毎週(月・火・木・金)の11:30~12:30に実施しているのですが、実は大変なのは看護師だけでなく、毎週鼻の奥まで綿棒を突っ込まれてグリグリやられる施設の従業者の皆さんもです。目に涙を浮かべながら必死に耐えている姿を見ると本当に申し訳なく思います。
7月31日以降、入居者さんに陽性の方はありませんが、職員の同居家族(特に小さなお子さんを持つ家庭)においては「熱発により受診したところPCR検査で陽性と判明しました」「みんなに迷惑を掛けてすみません」という報告が後を絶ちません。小さなお子さんを持つ家庭の場合、家庭内隔離が難しいため仕方がないことだと思います。何も謝る必要などありません。
しかし、職員が一人減り、また一人減り…と残された職員が少しずつ疲弊していく姿を見るのは忍びないです。早く普通に生活できるようになりたいですね。