今日は「お寿司の日」

希望者のみですが、月に一度、栄養士が皆さんに聞き取りをしてお寿司屋さんに「握り寿司」「ちらし寿司」「お刺身（剥き身）」を注文しています。お寿司屋さんは、聖一色にある「玉寿司し」さんです。小鹿なでしこ苑としては、10年の付き合いになります。

10/14にNHK番組「チコちゃんに叱られる」をご覧になった方はいらっしゃいますか？
この時のお題は「お寿司し屋さんのお茶は何で粉末状なの？」でした。
みなさんは何故だと思いますか？

「時間短縮のため」とか「粉茶は安いから」なんて答えると、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねぇよ～！」と叱られちゃいますよ。

さて、チコちゃんの答えですが、「お寿司しを美味しく食べてもらいたいから」でした。

ここから解説に入ります
お茶に含まれるカテキンが舌に残った魚の脂を洗い流してリセットしてくれるので、違うネタを食べても味が混ざらずに美味しく食べられるという原理です。またカテキンには抗菌・消臭効果があるので食中毒防止という観点からもお寿司のドリンクとして定着しています。

では、なぜ「粉茶」なのか

粉茶の特徴としては「香りが控えめ」「味があっさり」「値段は安価」と言われています。本茶のように香りが立って、味が濃厚だとお寿司の味を邪魔してしまうのでお寿司との相性が良くないという事で粉末のお茶が採用されているというのが答えだそうです。番組が回転寿司チェーンの「くら寿司」「スシロー」でその辺の事を伺ってみると、粉末だと安いからではなく、あくまで寿司との相性を考えた上で粉末にしているという店側の説明だったそうです。
ちなみに私の亡き父は寿司職人で、お茶にもこだわりがあり、川根の深蒸し茶を使用していました。大人になってからは、そのお茶の美味しさを知り合いに教えたり、自慢するほどでしたが、子どもの頃でさえ、「他のお宅より絶対ウチのお茶の方が美味い」と思ったことをふと思い出しました。少し前までは「コーヒー派」だったのですが、最近はすっかり「お茶派」の私。歳をとったのかなぁ…

「玉寿司し」さん、これからもよろしくお願いいたします。