大里東地区社協様より健康講座の依頼を受け、済生会総合病院の認知症看護特定認定看護師と一緒に出掛けてまいりました。今回のテーマは「認知症について」です。
2025年には認知症は5人に一人と言われています。
それだけ高齢者の人数が増えているということです。
「物忘れ」と「認知症」の違いについても説明がありました
例えば
一時的に忘れてしまうことがあっても、あとで思い出すことができる =「物忘れ」
忘れないようにメモをしても、メモをしたこと自体を忘れてしまう =「認知症」
冷蔵庫に「同じ調味料がいくつもある」なんてことはありませんか?
現時点では「認知症を治せる薬はない」そうです
認知症の進行を多少遅らせることのできる薬はあるが、治療はできない…とのこと
(゚Д゚;) ショックです
予防によいこと「適度な運動」「食事」「外出」「調理」「睡眠」「禁煙」「禁酒」
調理は、①何を作ろうか考えるところから始まり、②自宅にある材料を確認し、不足する材料を買い揃え、③喫食時間を逆算して調理開始、④必要な人数分を調理すること、⑤味付け、盛り付けなど考えなければならないことがたくさんあります。また、買い物に出る場合、身なりに気を配ったり、どこに買いに行くかも考えなければなりません。
あるメンタルクリニックの医師も講演会の中で言っていました。人と話したり、一緒に出掛けたり、一緒に歌ったりすること…すなわち「社会的交流」を絶やさないことは認知症予防を考えるにあたり大変有効であると。今後、どれだけ良い薬が出てこようとも『人薬』に勝るものはないのだそうです。
これからも認知症について考えていきたいと思います。