毎年12月の第一日曜日は、地域防災の日として各自治会にて防災訓練が行われています。
いつもお世話になっている小鹿自治会による訓練ですので、今年も参加してまいりました。
訓練内容は昨年同様、①可搬ポンプによる放水訓練、②水消火器による初期消火訓練、③胸骨圧迫とAEDの操作訓練、④瓦礫の下敷きになった方の救出訓練です。
参加者は、組長さんをはじめとした地域の方、小学生、中学生、高校生、私たちのような福祉施設職員です。指導してくれる方は、自衛消防団(14分団)の方々です。ちなみに自衛団のメンバーには、自治会長さんをはじめいつもお世話になっている民生委員さんなども含まれています。
9:00 広報にて訓練開始のアナウンスと同時に携帯の非常通報が一斉に鳴り始めました
自治会長による挨拶と訓練の説明
9:20 Aグループ~Dグループに分かれ、それぞれ訓練開始
まずは可搬ポンプによる放水訓練
実際にホースを持って放水を体験しました。
また、今年はポンプの始動と停止方法も指導してくれました。
実際に放水する時に比べて水圧はかなり落としてくれていたそうですが、それでもホースの重さもプラスされるためなかなか体力のいる作業だなと思いました。来年小鹿なでしこ苑の防災訓練の時に可搬ポンプを借りて消火栓(マンホール)に接続して放水してみたいなと思いました。
次に水消火器による初期消火訓練
消防団の方が初期消火のポイントを説明してくださいました。
ポイント、その1、消火器の性能を知ること
・消火器の有効射程距離は約5m
・消火剤の噴射時間は13秒ほど
ポイント、その2、退路を確認すること
・退路が断たれる可能性があれば消火は諦めて避難すること
・炎だけでなく煙に巻かれないよう注意すること
ポイント、その3、炎の大きさを見極めること
・炎が天井に達している時は消火を諦めて避難すること。
次に胸骨圧迫とAEDの操作訓練
昨年は、ほぼ全員が体験できていましたが、今年は参加者が多いということもあり、消防団の方と代表の方の様子を見るだけでした。他のグループはもう少し体験していたかも…。
最後に瓦礫の下敷きになった方の救出訓練
昨年と同様、数人のグループで声を掛け合いながら協力しての作業です。まずは下敷きになっている人がいないか確認し、発見したら動かせる大きさ、重さの物を除けて、梁など重たい物があれば油圧ジャッキで浮かせて救出するというものです。
油圧ジャッキはタイヤ交換でお馴染みですが、最近の車にはジャッキもテンパータイヤも積まれていないようですね。見たこともないという子ども達も多かったです。
今回、トイレの横に仮設トイレ(マンホールトイレ)が設置されていました。
イベント会場やバーベキュー会場などに設置されている仮設トイレは衛生的にもニオイ的にも使いにくいものがありますが、これはさらに厳しそうな印象を受けました。
私は、災害に備えるにあたり、食べ物、飲み物を用意するのと同じようにトイレ対策をすべきと学びました。トイレは、一人が一日5回、それを一週間分用意しておいた方が良いと言われています。次のブログでも紹介しますが、段ボールトイレもありだと思います。
それから「かまどベンチ」です。二つ池公園には2台設置されていました。
小鹿なでしこ苑のCSWに、ここに「かまどベンチ」があるのは知っていると話したところ、「じゃあ誰が天板(ベンチ部分)を固定している鍵を持ってるか知ってる?」と質問され自治会長さんじゃない…としか返答できませんでした。どこのかまどベンチも防犯を考えて鍵を設置していますが、確かにそれではすぐ使用できないですよね。鍵の管理はどうしてるんでしょうね。