小鹿なでしこ苑のCSWが基礎を造るところから携わってきた「かまどベンチ」
予定通り、完成のお披露目を兼ねた「炊き出し」訓練が行われました。
…が、当苑のCSWは直前に体調不良でお休みとなっており私一人で行ってまいりました。
結果から言えば、「美味しい豚汁をご馳走になってきただけ」となってしまいましたが、「かまどベンチ」の活躍ぶりなどをお伝えいたします。
寸法的には公園に設置されている「かまどベンチ」よりも一回りほど大きい印象でした。
公園の「かまどベンチ」はこんな感じです
また、公園に設置されている「かまどベンチ」には通気口がありませんでしたが、こちらには通気口があるため燃焼効率が高いように感じました。
拡大したものがこちら(矢印してある部分が空いています)
あと、何よりも子ども達が色を塗ったことで明るいですね。
「もし災害が起きて気持ちが沈んでいても、自分たちが作ったかまどで炊き出しをしたら、ちょっとは気分が上がるんじゃないかなぁ」とCSWが言っていた言葉を思い出しました。
今回、このかまどで「豚汁」と「ご飯」を作っていたのですが、ご飯はビニール袋を使い一人分ずつ(茶碗一杯分ずつ)作っていました。作り方は写真をクリックして拡大したものを参照してください。
手書きってところがまた味があっていいですよね
他のメニューも同じようにビニール袋で美味しく作れるそうです。
ビニール袋で一人分ずつ作れれば衛生的ですし、配りやすくていいですね。
次に、前のブログでも触れたトイレ問題を解決するアイディアのひとつ
手作り「段ボールトイレ」です
ダイソーでも¥500商品として段ボールトイレは売られていますが、強度においては手作りの方が工夫されている分「頑丈」にできているそうです。製作者いわく「100kgの人が腰掛けても壊れない自信があります!」とのことです。
段ボールトイレのワークショップやるなら呼んで下さいとのことでした。
ぜひともお願いします。
「衛生的なトイレに腰掛けて、しっかり腹圧が掛けられることが大事!」
その通りだと思います。
トイレが汚く不衛生だからと水分摂取を控えてしまうと、脱水や脳卒中など違う病気のリスクを高めてしまいます。だからこそ、「食べること」「飲むこと」と同じように「(尿や便を)出すこと」を考えなければいけないんです。
ただし、市販されている「非常用トイレ」「携帯トイレ」って高いんですよね。
そこで防災のスペシャリストの方々は言います。
「なんだっていいんだよ。新聞紙ちぎってもいいし、ボロでもいいし、ペットシートでもいいし、赤ちゃんのオムツが余ったら捨てないで防災用としてとっといたっていい。汚いトイレでするより自分用にトイレがある方がはるかにいいじゃん!」ってね。
ホントそうですね。