おまたせしました。
「今川氏」と「小鹿」の深い関係とは・・・
前回のおさらいです。
室町時代、 「今川範国」が遠江国と駿河国の守護に任命されました。
ここに「駿河今川氏」が誕生となります。
さて、
注目はここからです。
今川氏4代目「範政」の子「範忠」と「範頼」が兄弟で家督争いをした末、兄「範忠」が家督を継いだため、
弟 「範頼」は
小鹿の地を領していたのにちなんで「小鹿」という姓を名乗りました。
ここに
「小鹿氏」の誕生です。
やっとつながりました。笑
応仁の乱(1467年~)の頃
今川氏7代目「氏親」が幼少の頃、氏親の父「義忠」が若くして亡くなったため、氏親が成人するまでの間、小鹿氏2代目「範満」が今川氏の家督を
代行しました。
表にまとめますと、こんな感じです。
小鹿氏
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今川氏
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できごと
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範国
(初 代)
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1336年
遠江国守護に任命
1338年
駿河国守護に任命
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範政
(4代目)
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1405年
遠江国守護に
斯波氏が任命
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範頼
(初 代)
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範忠
(5代目)
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範満
(2代目)
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義忠
(6代目)
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1467年~1477年
応仁の乱
1476年
義忠41歳で亡
範満が家督代行
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氏親
(7代目)
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1487年
家督相続
1508年
遠江国守護に任命
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義元
(9代目)
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1560年
桶狭間の戦いで亡
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氏真
(10代目)
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1569年
大名今川氏は滅亡
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※参考文献『マンガ静岡県史天下統一篇』静岡県発行
ところで、「地名の小鹿」や「小鹿氏」は「
おしか」と読みますが、
これ↓はカワイイ「
こじか(子鹿)」です。
いきなりですが、
クイズです。
「子鹿」は英語で何と言うでしょう?
正解は「fawn」(
フォーン)です。
ちなみに、「小鹿」は「小さい鹿」と解釈すると「small deer」でしょうか。
えっ「
バンビ(bambi)」ではないの?
「バンビ」でも通じますが、
イタリア語の「bambino(子供)」の略で、ディズニー映画のキャラクターからそう言われるようになったらしいです。
さらにもう一丁!!
3/9「
今日は何の日?西郷・山岡会見の日」の記事で出てきた「江戸城無血開城」の
勝海舟の嫡男の名前は、
なんと「
勝小鹿(ころく)」と言います。
また新しい「済生会トリビア」が生まれましたね。
「小鹿」につながる壮大な歴史ドラマは面白かったですか?笑
「こじか(故事か子鹿)物語」完