以前に比べ「看取り介護」は「看取り」という言葉と共に浸透し始めていますが、逆になかなか「急変時」については変わりがないように思い、今年は「急変時・緊急時」をテーマしました。
「今は元気に過ごしているから考えられないよ…」「その時が来たら考えればいいんじゃないかな…」その気持ちはよく分かります。
でも、その時は急にやってくるものです
救急搬送された時、あなたはどこまでの治療を望みますか?
大切なご家族様の命に係わる決断を瞬時にできますか?
突然のことにパニックとなり、とても冷静な判断はできないと私は思います。
だからこそ、あらかじめ、「急変時にはどうしよう…」ということを家族で話し合っていてほしいんです。
まず本人様が意向を伝えられるなら、本人様の意向を汲んであげましょう。お子様同士(兄弟、姉妹)で意向が異なる場合は、必ずお互いが納得いくまで擦り合わせをしましょう。
介護長の話にもありましたが、高齢の方が呼吸停止を起こした時、AEDの解析で「ショックの必要はありません」とアナウンスされることがほとんどです。そして、止まった心臓が動くことはまずありません。そんな中、胸骨を5cmも圧迫する心臓マッサージは胸の骨を折るだけです。介護員の手には骨の折れる感触がずっと残ります。中にはトラウマになり離職してしまった職員もいます。だから、できるだけ職員にはそんな思いをさせたくはないんです。
今回、改めて看取りの同意の必要性を理解していただけた会となりました。
また、「急変時・緊急時対応、看取りに関することだけでなく、普段なかなか聞けないことが聞けて良かったです」といったお言葉もいただきました。
皆さん、ありがとうございました。